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辻村 深月
講談社
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講談社
¥ 1,470
(2007-12-21)
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あらすじ:
「しあわせのこみち」
T大学文学部二年生、清水あやめ。「感性」を武器に絵を描いてきたという自負がある。しかし、授業で男子学生・田辺が作った美しい映像作品を見て、生まれて初めて圧倒的な敗北感を味わい……。

「チハラトーコの物語」(「『嘘』という美学」を改題)
美人でスタイル抜群、ガチに博識でオタク。チハラトーコは、言葉に嘘を交ぜて自らを飾る「嘘のプロ」。恩師、モデル仲間、強気な脚本家との出会いが彼女にもたらすものとは?

「樹氷の街」
中学校最後の合唱コンクール。指揮を振る天木だったが、本番一ヶ月前になっても伴奏のピアノは途中で止まり、歌声もバラバラ。同級生の松永郁也が天才的なピアノの腕を持つことを知った彼は……。

辻村さん作の青春小説。
連作ではなく、それぞれ独立した物語で、
面白かったけどもう少しじっくり読みたかったなー。
とはいえ、この長さだから楽しめたのかもしれないとも思う。


がしかし!
これ、これまでの小説の登場人物のスピンオフか!
読んだ時はまるで気づかなかった自分のドンくささに悲しくなった・・・。
本好きですとか言っててこれは、、、と、
他人にはまるでどうでもよい理由でへこむ。
まあ、他人からどうでもよいことで悩むなんて定番ではあるけど。


個別の感想を少し。


◆しあわせのこみち

絵がうまい女の子の話。
「冷たい校舎の時は止まる」のスピンオフ。
そんなことにまるで気づかず、ただの短編として読んだけど。

プライドが高く、上から目線の女の子の話は好きだ。
なぜなら、見に覚えがあるからです!

もう少し前は、素直に好きと言いづらかったような気がするけど
年を重ねた分自分との共通点に共感できるようになったのかも。

恋愛部分はあまり興味が持てなかったなー。


◆チハラトーコの物語

人を傷つけない、エンターテイナーとして嘘をつく女の子のお話。
3つの中ではこれが一番好きだな。
上記と同じく、上から目線の女子話でもある。

美人で、
オタク趣味で、
さほど売れていないモデルの29歳、嘘つき。
また痛いプロフィール出してくるなー。
でもそういうの、好き。

「スロウハイツの神様」のスピンオフだそうです。
全然わからんかった・・・・・・・・・・・。


◆樹氷の街

合唱コンクールネタの短編。
伴奏の地味女子(おとなしい訳ではない)が多少痛いけど
これが一番ストレートな青春小説かと。

伴奏が出来るレベルではないのに自分からやると申し出て、
結局うまく出来なくてクラスの雰囲気は最悪。
指揮者の男子、
男子の友人とその彼女、
そしてピアノ少年。

最終的にきれいにまとまって、読みやすい。
でもなー、このお話が好きで他の辻村さんのお話を読むとどうなんだろう?
最初の2話に拒否感を覚える人は、更に辻村さんを深掘りしても
そこまで楽しい読書体験にはならない可能性あり。
あくまで可能性だけど・・・・。

「凍りのくじら」「ぼくのメジャースプーン」「名前探しの放課後」のスピンオフ。

悔しいけど、ちょっと過去の作品読み直すかなー。
そしてロードムービーも読み直しが必要かも。

ああ、くやしい。

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