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ツリーハウス/祖父母と孫と戦勝
評価:
角田 光代
文藝春秋
¥ 1,700
(2010-10-15)

評価:
小路 幸也
祥伝社
¥ 1,575
(2010-08-31)

あらすじ:
謎の多い祖父の戸籍、沈黙が隠した家族の過去。すべての家庭の床下には、戦争の記憶が埋まっている。新宿角筈『翡翠飯店』クロニクル。

中華料理店を営む一家のお話。
満州移民だった祖父母の過去パート、その子供たちの戦後パート、
そして祖母とともに中国へ渡る現代パート。

初期の角田さんの本とはまるで違うストーリーだけど、
読みやすさは相変わらず。
ただ、支店がころころ変わりすぎたのと、
共感できる登場人物があまりいなかったため、
期待したほどぐっとこなかった。


余談として、
「祖父母」「戦争」「孫」の3つのキーワードで思いつく小説を少しだけ。

・さくらの丘で
あらすじ:
“さくらの丘”を満ちるたちに遺す―。遺書には、祖母が少女時代を送った土地を譲ると書かれていた。一緒に渡されたのは古びた鍵がひとつ。祖母の二人の幼なじみも、同じメッセージをそれぞれの孫たちに伝えていた。なぜ、彼女たちは孫にその土地を遺したのか。鍵は何を開けるものなのか。秘密をさぐりに三人の孫は、祖母たちの思い出が詰まった地を訪れた―。三人の少女たちの青春が刻まれた西洋館、そこを訪れた私たちが見た光景は―二つの時代が交差する感動の物語。


『東京バンドワゴン』シリーズで有名な小路さんの本。
バンドワゴン〜はあまり好きになれなかった(文体が)けど、
これはつぼだった!

・永遠のゼロ
あらすじ:
日本軍敗色濃厚ななか、生への執着を臆面もなく口にし、仲間から「卑怯者」とさげすまれたゼロ戦パイロットがいた…。人生の目標を失いかけていた青年・佐伯健太郎とフリーライターの姉・慶子は、太平洋戦争で戦死した祖父・宮部久蔵のことを調べ始める。祖父の話は特攻で死んだこと以外何も残されていなかった。元戦友たちの証言から浮かび上がってきた宮部久蔵の姿は健太郎たちの予想もしないものだった。凄腕を持ちながら、同時に異常なまでに死を恐れ、生に執着する戦闘機乗り―それが祖父だった。「生きて帰る」という妻との約束にこだわり続けた男は、なぜ特攻を志願したのか?健太郎と慶子はついに六十年の長きにわたって封印されていた驚愕の事実にたどりつく。はるかなる時を超えて結実した過酷にして清冽なる愛の物語。

特攻隊だった祖父のことを孫が調べる話。
百田さんは本当にエンターテイナーだな〜!
しっかり感動させられてしまった。


・僕たちの戦争
あらすじ:
“根拠なしポジティブ”の現代のフリーターと、昭和19年の「海の若鷲」にあこがれる軍国青年が時空を超えて入れかわった! それぞれの境遇に順応しつつも、ふたりはなんとか元の時代に戻ろうとするが……。おもしろくてやがて切ない、愛と青春の戦争小説。

ちょっと異色のタイムスリップモノ。
ドラマ化してたのか。。。
さすが荻原さん、という読みやすさなので、「戦争もの」はちょっと、という人にもおすすめ。

・小さいおうち
あらすじ:
赤い三角屋根の家で美しい奥様と過ごした女中奉公の日々を振り返るタキ。そして60年以上の時を超えて、語られなかった想いは現代によみがえる。

途中、戦争もはさむよ、ということで、一応。
中島さんの中でもかなり好きな本。
女中小説でもあるので、その手のものをお探しの方にもおすすめ!

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