悪いうさぎ
若竹 七海
出版社/著者からの内容紹介
少女たちはどこに消えたのか?
家出中の女子高生ミチルを連れ戻す仕事を引き受けた私は、彼女の周辺に姿を消した少女が複数いることを知る。好評葉村晶シリーズ
蔵書から。
葉村晶(女性です)シリーズ、というのが若竹七海の著書にあって
そのうちのひとつ。
事件が起こって持ち込まれる。
謎を追う。
更に事件が。
そういうパターン。
面白く読めるけど、えぐい。
あと、痛い。
痛いシーンを書くのが好きなのかな?
作中、主人公が足を怪我する。
私も怪我が多い人生で、今も肋骨に日々が入っている。
痛いよねえ、と、筋とは違うところでえらく共感した。
久々の再読だったので、すっかり内容を忘れていた。
お話としては面白くできていると思う。
ただ、ミステリーやアクション物を読むといつも思うことなのだけど…
現実には絶対体験したくない。
ここではないどこか願望がないとは言わないが、
ヒーローなんて面倒くさいし、
どこかが素晴らしい世界だとは限らないし、
どうやら多くの人に可哀想に見える人生らしいけど
あたしは今の世界で楽しく暮らす工夫を重ねたいなと思います。