●5巻あらすじ:
「もうお前に興味はない」と蒼に言われ、ショックを受ける真白だけど…!?
思春期ダーク・ファンタジー!!
5巻をようやく入手。
続きを読み始める。
男女どちらかで生きるか揺れる主人公、
トラウマを抱えた学生たちが放課後保健室で夢の中で戦う設定。
少しずつ見えてきたものもあるけど、
そもそも扉の向こうはなんやねん、とじれつつある。
ある程度予想はしつつ・・・・・・・・・・。
そんなトンデモ展開くるのかな?
●6巻あらすじ:
「紅葉(くれは)を卒業させてあげたい」と心から願う真白。けれど、2人の気持ちは少しずつすれ違い出して…?
思春期ダーク・ファンタジー!!
放課後のゲームを続けて3回休むとそんなことが!という新展開。
少しずつ夢の中のキャラクターが暴かれて卒業して、
残った人々の関係も変化していく。
ああー。これをなんとなく絵で耽美なボーイズラブと思っていた自分を反省。
●7巻あらすじ:
真白(ましろ)に別れを告げた紅葉(くれは)。蒼(そう)は気丈に振る舞おうとする紅葉を気遣い、やがて2人は親密になっていく。それを見た真白は!?
時々出てくる黒い月のモチーフ、
卒業すると記憶まで消えるという設定、
という世界設定の謎ときと、
蒼のトラウマ問題が一番の関心どころ。
あとは要所要所で出てくるキャラクターたちの内面描写も好き。
主人公の恋愛は・・・・かなりどうでもいいかも・・・・・・。
とりあえず、面白い。
こういう可愛くて残酷で不思議なのは、少女マンガならではだと思う!
おすすめ。
あらすじ:
玄武書房に勤める馬締光也。営業部では変人として持て余されていたが、人とは違う視点で言葉を捉える馬締は、辞書編集部に迎えられる。新しい辞書『大渡海』を編む仲間として。定年間近のベテラン編集者、日本語研究に人生を捧げる老学者、徐々に辞書に愛情を持ち始めるチャラ男、そして出会った運命の女性。個性的な面々の中で、馬締は辞書の世界に没頭する。言葉という絆を得て、彼らの人生が優しく編み上げられていく―。しかし、問題が山積みの辞書編集部。果たして『大渡海』は完成するのか―。
辞書作りをする男たちのお仕事小説。
ああ、面白かった!
三浦さんの「何かに情熱を傾けざるを得ない性癖を持った人々のお話」は好きだな!
単純に仕事をがんばるぞ、うおーという話ではなく、
お金は発生しなくてもやってるんじゃないかと思える、
本人にも家族や恋人にもどうしようもない癖のような
そういう熱を一点集中させる感じが好きだ。
冲方さんの『天地明察』あたりが好きな方におすすめ。
時代は大分違うけど。
その他、お仕事小説、青春スポーツ小説好きの人も、
わりと求めるところに近い読後感が得られるかと。
あらすじ:
音楽の才能は普通だが、世渡り上手なワタル。才能に恵まれるも、孤独に苦しみ続ける礼二。少年から大人へ―男たちのロック魂が交差する音楽青春エンターテインメント。
冒頭を読んで、「おお、学園バンドもの?」と思ったらあっさり学園編が終わって驚いた。
読みやすくて、一気に最後までいったけど、
いまひとつぐっと胸に来ないのはなんでだろう?
面白いかどうかでいえば、面白いとは思うしなあ・・・。
レイジというキャラクターにあまり好感を持てなかったことが原因かな?
でも、嫌いってほどでもないし。
美少女同級生にはもう少し振り切れたキャラであってほしい気もするけど・・・
それだとキャラ小説になりすぎて駄目か・・・・。
あらすじ:
夫(42)の浮気を疑った妻(39)が、相手の女性(20)に会いに行く。言い争っていると、突然現れた老婆が、物事は相手の立場になって考えることが大切、と言い、ふたりを入れ替えてしまう。確かに相手の立場にはなったけれど、この先、どうやって生きていけばいいの!?書き下ろし長編if小説。
人格入れ替わりもの。
今回はガラの悪い若い女子と40歳主婦。
非常に読みやすい、エンタメ!というジャンルのお話だったな〜。
まずいパスタソース会社の営業はきついな、というのが一番の感想。
大筋とは関係ないけど。
入れ替わり後の生活、特に主婦側の会社でのパートをもっとしっかり読んでみたかったな〜。
あらすじ:
大手航空会社で「空の女」を夢見ていた夏川伊吹がかろうじて就職できたのは、地元の弱小ヘリ会社「ジュエルボックス・ナビゲイター」社。そこで待っていたのは地べた九割・空一割の雑用の日々だった!果たして伊吹の空への憧れはかなう日は来るのだろうか?「イカロスの誕生日」で話題を読んだ新鋭SF作家、小川一水が書くヘリコプター冒険小説、書き下ろし。
ヘリコプターを軸に据えた小説は初めて読んだな〜〜〜。
自衛隊の航空小説は何度か読んだけど、
ネタとしては救助ヘリというこちらの方が好み。
もう少し、硬派な小川さんで読みたかったけど・・・。
あらすじ:
五頭の龍が眠るといわれる五龍大陸。
中央にそびえる霊峰・崑崙山を五つの州都が取り囲む。
西域や極東との交流もあり、文明は発展の途上。
その土地で、さまざまな想いを抱き、交錯しながら生きていく人々の物語──。
壮大な長編中華ファンタジー、待望の続編!
五龍州に暮らし、1巻の主人公ユギの親友で妖艶な美女、妓女・碧耀は、都の良人のもとに落籍されていく途中、山賊に襲われる。
極東勢力が鉱山を拓き進出しているその土地でで出会ったのは、意外な人物。
時代と世界観が広がりを見せ、大きな展開を予感させる第2巻です。
意外と近代な中華風ファンタジーの第2巻。
前回わき役だった妓楼の女の子が身請けの途中にトラブルに巻き込まれて、
というスタートからノンストップで読めた。
主人公としては、ユギという少女より彼女の方が好きかも。
女の子の成長ストーリーでもあるので、
覚悟を決める瞬間まではじりじりもしたけど・・・
そういうはがゆさが成長ものの快感を後に引き出すわけだし。
ライトノベルの読者層でも読みやすいし、
YAファンタジー好きにはちょうどよい雰囲気ではないかなと。
超絶絶賛とはいかないけれど、天山の巫女ソニンシリーズよりは躍動感あり。
いや、ソニンの児童書ファンタジーらしい雰囲気も好きだけど。
ただ、まだ陰謀野望はあまりはばをきかしていないので
もっと中央の政治的争いがからめばいいのにと思っている。
そういうドロドロの中でもみくちゃにされてへこたれても
最後は這い上がる、タフな少女の話が大好きだ。
ちゅうか、、、ソニンシリーズが講談社ノベルスから出てる!
読者層が広がるといいな。
評価:
鈴木信吾,中井準,冲方丁,冲方丁,GoHands キングレコード ¥ 4,305 (2011-08-24) |
3連休に見た映画。
◆悪人
あらすじ:
吉田修一のベストセラー小説を、妻夫木聡と深津絵里主演で映画化。孤独な魂を抱えたふたりの男女、清水祐一と馬込光代は偶然の出会いから愛し合うが、祐一には光代に話していないある秘密があった。
妻夫木くんのださい金髪が映画の雰囲気に合っていてよかった。
特別彼のファンというわけではないけど。
田舎の閉塞感が伝わりやすい色合いの季節に撮影されてたな。
春夏は空や田圃がもっと青々していて、
それがバックに流れていたら雰囲気が薄まっただろう。
ただ、彼の人物像いついては2時間で描き切れなかったかも。
想像はできるけど、母親からお金をせびった理由が
実際にお金が必要だったのか、
それともせびることで母親の罪悪感を減らそうという思いやりなのか?
おそらく後者だろうけど、そういう唐突感が全体的にあったかと。
◆チルドレン
あらすじ:
WOWOWで放映後、劇場公開が決定した、伊坂幸太郎原作のサスペンスエンタテインメント。軽罪を犯したイマドキの子供たちを相手に、誠実に向き合う家庭裁判所の調査官がある事件に巻き込まれていく。源孝志監督、坂口憲二主演作。
坂口憲二の真面目なヘタレ役がかわいかった。
それに尽きる。
あ、足速いな、とも思った。
大森さんは役者バカ全開でよかった。
「ゆうしょう〜!」のシーンが好き。
三浦くんはブレザー着て自転車飛ばしてる役のイメージが強い。
大人になる過程でどうばけるだろう?
顔はあまり好みでない。
加瀬亮の役はなんだったんだろう?
もう少し役があれば見せ場があったのかな。
ちょこっと出てきて推理を披露するだけで肩透かし。
なんというか、もう少し長くTVシリーズで見てみたいような作品。
おもしろかったけど、物足りない・・・
◆マルドゥック・スクランブル
あらすじ:
冲方丁の日本SF大賞受賞作を元にした劇場版アニメ3部作の第1弾。緊急法令“マルドゥック・スクランブル-09”により命を救われた少女娼婦・バロット。彼女は自分を亡き者にしようとした男の犯罪を暴こうと立ち上がる。完全版本編を収録。
映像がこのみじゃなかった。
つまりはそういうことかも。
キャラクターデザイン、アクション演出、どれもぴんとこなかったな。
残念。
あ、ウフコックかわいかった。
八嶋さんってわからなかったけど。。。
あらすじ:
運動会の朝、マサルは学校で薬のパッケージを見つける。殺人の証拠だと考え、それを隠しておくことに。一方、父親はドラッグが出回っていることを嗅ぎつける。プログラムが進行するにつれ、明らかになる大人の思惑と、膨らんでゆく子供たちの想像。そして意外な真実! 運動会の一日を舞台にした技巧冴え渡る長編ミステリー。
小学校が舞台の学園ミステリってあまり見ないな。
子供視点と親視点がころころ変わるものの
さほど混乱することなく楽しく読めた。
作者の森谷さんは、あまり作品数はないけど
基本はずれがないので安心してt読める作家さんの一人。
れんげ野原のまんなかで(図書館ミステリ)
矢上教授の午後(大学ミステリ)
あたりも読みやすくてよいかと。
あらすじ:
現役大学生作家が受験生の恋愛と友情を描く高3になったチャコは、親友の突然の結婚宣言にうろたえたりする中、予備校で犬顔の男の子ポンちゃんに出会う。最初は恋愛対象として意識してなかったけれど……
おもしろい受験生小説だった。
現役大学生だけあって、せりふ回しに
無理して若者言葉を使っている感じがないのもいい。
才色兼備でしっかりものの友人を持つ、
普通の女の子が、受験や恋愛に右往左往するお話。
ちょっと恋愛部分の公判が私には甘く感じたけど、
うん、でも、いい子だ、ぽんちゃん。
あらすじと表紙を見て気になった方は
その期待のまま読んでもいいと思う。
なかなかおすすめ。
ついでに、作品内で話題の「ジョナさん」は
以前に本になっているので気になった人はそちらも。
片川さんが気に入ったぞ、という方には
『動物学科空手道部一年高田トモ』をおすすめ。
感想をあげそこねていたもの。
◆アイアムアヒーロー7
さえないもてない男子マンガかと思ったら
ホラーアクションかつ医療パニックものになって、、、というお話。
どこへつれていかれるんだ・・・という感じは初期に比べると薄れたけど
それでも楽しく読めている。
◆青みゆく雪1
中国人留学生と日本人大学生のお話。
アパートものでもあるし、ダーリンは異国人ものでもある。
・・・のだけど、うさぎドロップやその前がとても好きだっただけに
今回はイマイチ。。。。
ここからドライブがかかるのかな〜。
そうだといいな。
あらすじ:
探偵見習いの望は、名探偵・御堂八雲に呼び出され、怪事件について語り合う談話会―綺譚会に参加することに。そこで紡がれる物語は、夢幻の顔を持つ怪盗・無貌と彼の協力者たちに纏わる、恐怖と悲哀の歴史だった。豪華列車の中に煌めく、八雲の真意と探偵たちの矜恃。明かされる綺譚の謎と、連鎖する望の宿命…。動き出す運命の歯車に導かれた終着駅は!?至高の新伝奇ミステリ。
ヒトデナシという怪異が存在する世界が舞台の探偵小説。
キャラクターも濃いし、
どんでん返しも悪くないし、、、
もっと売れてもいいのにな〜。
一般小説を読まない女子でもとっつきやすい
登場人物の配置っぷりなので
普段ここのレーベルを読まない、
でも人外ネタ好きにもおすすめしておく。
抒情的だったり、激しいアクションを求めると違うけど、
京極堂シリーズよりはうんちくも重くなくて入りやすいかと。
今回は、連作短編の形式で最後に大きな仕掛けがばらされていた。
おおー、なるほどー!
1つ1つのエピソード自体は、「ふうーん」と思うところもあったけど
その種明かしがよかったので全体としては楽しめた。
有名タイトルの新刊感想。
◆宇宙兄弟15
宇宙飛行士の弟をもつ、サラリーマンが宇宙飛行士を目指すお話。
弟が月の事故でパニック障害になり、
兄は紆余曲折を経ながらも着々と宇宙飛行士への道を突き進む。
いつのまにか立場逆転な今の展開もいいけど、
何より細部でも笑える丁寧な作りが好き。
とてもよい宇宙ものだと思うので、SFなんて興味ねえよちう人にもぜひ。
大人の青春ものとして十分楽しめるはず。
◆おおきく振りかぶって 17
高校野球漫画の人気シリーズ。
野球の試合シーン以外のところの描写が丁寧なのが好きだな。
とはいえ、最近選手話ばかりで監督などの周囲のスタッフに光があたらない。
ちょっと残念。
マネージャーの恋より、監督の過去話が興味あるなー。
野球漫画としてはラストイニングのほうが王道展開で読みやすいかと。
◆ちはやふる 14
かるた部マンガ。
かるたに興味がなくても、部活漫画として非常に面白く造られているのでおすすめ。
まあ、マンガ読みでこれを逃している人はそうそういないと思うけど。
あらすじ:
西暦201X年、謎の疫病発生との報に、国立感染症研究所の児玉圭伍と矢来華奈子は、ミクロネシアの島国パラオへと向かう。そこで二人が目にしたのは、肌が赤く爛れ、目の周りに黒斑をもつリゾート客たちの無残な姿だった。圭伍らの懸命な治療にもかかわらず次々に息絶えていく感染者たち。感染源も不明なまま、事態は世界的なパンデミックへと拡大、人類の運命を大きく変えていく――すべての発端を描くシリーズ第2巻
小川一水さんのSF長編シリーズ第2巻。
ずっと前に1巻(上下巻)を読んで、
次は現代感染症ものと聞いて読むのがもったいなくて先送りしていた。
しかし、奈良旅行(主目的は別だけど)のお伴に
はずれの本は持って行きたくなかったので
ようやく重い腰を上げて取りかかった。
結果、移動中に読破。
おもしろかった!
もう全然1巻の内容覚えてないけど!
性愛専用ロボットがいて、惑星もので、程度の記憶しかないので
以前のものとどうつながってくるのかさっぱり見当つかん・・・!
クトコトがあれだな、
遠方者関連のあれなんだろうなーくらいしか。
あとはやたらひっぱるフェオダッシュか。
救世群というタイトルなのに、全然出てこねえ!!!と思ったら
すごいところで出てきて、すごいところで終わった・・・。
えええー、その先が読みたいのに!!!
なんという引き。
というわけで、1巻1巻ごとに読んでも非常に楽しめるシリーズ。
惑星とか興味ないけど感染症とかの医療ものは好き、という方は
これだけなら楽しく読めるかも。
どうしても、壮大な宇宙叙事詩の一環なので、その手のネタは突っ込まれているけど、、、
おもに新刊のコミックの感想。
◆リミット5
バスが転落し、生き残った少年少女のサバイバルもの。
学校での人間関係が崩れ、人が死に、
疑心暗鬼と体力低下でボロボロの高校生。
今回は男子生徒の謎がとける巻だったけど・・・・
なんか、思っていたよりあっさりしてたな〜。
もっとひっぱるかと思ったので少し拍子抜け。
◆星河山霊草紙1
あらすじ:
130年前、ケヤキの木の精(木霊)であるほおずきは、人間である天馬に恋をし、星河町で暮らすようになった。しかし、天馬は船の事故で消息を絶ち行方不明に。遺され、生きつづけているほおずきは、子孫たちと暮らしているが、時が経ったいまゆるやかではあるが確実に変化している。同時に弱りゆく町全体。この変化は何を意味するの!? 彼女を好きな直系の子孫・一歩のせつない想いが時を超えて交錯し、謎に迫る。
和系ファンタジーがお得意な鈴木さんの新作。
雰囲気は好きだけど、いまいちこう、ぐっとこないなー・・・と思ったら
最後に時が飛んで、おお、という引きで終わった。
次も読むかなー。
◆梅鴬撩乱〜長州幕末狂騒曲〜1
あらすじ:
長州の天才革命児・高杉晋作には、おうのという愛し人がいた。
色町「堺屋」に身を寄せるおうのは、ドジで間抜けだが琴三弦には
並々ならぬ才能があり、芸妓たちの間でも一目置かれている。
そんなおうのの才能と魂にひかれゆく晋作と、彼を取り巻く
山県狂介、赤根武人、久坂玄瑞らやんちゃな猛者どもの
軽快で可笑しみに満ちた幕末ロックな日々とは……!?
幕末マンガ。
女性向けコミックで歴史ものの定番ネタとして、
定期的に出てくるな〜〜〜。
この分野のマニアというほどではないけど、嫌いじゃない。
初めて読む漫画家さんだったけど、
とても手慣れた感じで驚いた。
またあれかな、ボーイズラブ世界の有名人なのかな?
やっぱりそこにもアンテナをある程度張らないと、
いいもの読みのがすのかなあ・・・。
底が深そうで、帰ってこられない気がしてイマイチ踏み込みきれない。
あ、この本の感想からずれた。
えーと、まあ、結構おもしろかったかな?というところ。