ホタルノヒカリ 1 (1)
ひうら さとる
「干物女」というキーワードで最近売れている漫画。
恋愛するより家で寝てたい、彼氏いない歴5年の主人公27歳。
でも”クールでかっこよくて、でも実はちょっと抜けたところもある上司”ととある理由で同居(同棲ではない)、”年下の新進インテリアデザイナーの好青年、おしゃれで純情?”とラブ…。
まさにひうらさとる。
なかよし魂感じました。
会社員女のメルヘンというのか、妄想満開というのか…。
香ばしい感じ。
でも、売れてるだけあって、妄想シーン以外で妙にリアルな描写もあり。
また、随所に安西先生ネタや光ゲンジネタがちりばめられている。
最近こういう小ネタっぽいのはやってるな〜。
ハチクロはじめとして。
ハチクロはその取り入れ方がうまい。
会社員(しかもけっこうバリバリの)女子の日常ってところでは
安野さんの『働きマン』もあるけど、あちらは名のとおり仕事フォーカス。
こちらはラブフォーカス。
なんてーか少女マンガの匂いがプンプンします。
主人公の生活の描写のリアルさ(無駄毛処理とか)と恋愛エピソードの
距離感…これ、なんだろう…。
色々考えて読んだという友達にメールしたら、
「主人公の生活部分で共感狙って、ラブネタで妄想満たしてんでしょ」
とのこと。
サックリいくなぁ。
でもそうかも。
たぶん私がはまりきらないのは、そういう干物女に共感できないタイプだからだろうな。
めんどくさーいってのは分かるんだけど、恋を年単位で休んだことがないので、そういう所で、主人公と重ならない。
かといってステキ女子って訳でもないんですが。
話ずれるけど、付き合った女は7人、20代半ばなんてプロフィールの男がいるとして、「皆本気ですきだった」なんて言ったら笑ってしまいそう。
お前の本気って何やねん。
でもこういう人、時々いるな。
嫌いじゃないけど、その鈍さ、致命的。
えーと、えーと、まとまらなくなってきました。
とりあえず、干物よりはステキ女子でいたいのだけど、
優しさとか思いやりとか内面磨きとかって単語には全くリアリティ感じません。
要らないとは言わんけど、「内面磨きます」ってセリフ、具体性ゼロで意味ないと思う…。
それなら「似合う髪形にかえる(似合うがポイント)」、「痩せる」、「肌荒れ治す」とかのがずっといいかと。
根性論はもーお腹いっぱいです。
そして、すべての前提として、好きな人には好かれたい。
それだけでいいの、と言えなくてスイマセン。
26にもなると色々ありまして。
恋が終わっても人生続くって骨身にしみてますし。
恋は人生のとても大事なものの一つ。
でもそれだけじゃない。
こんなかんじでどうでしょう?