外交官 誘拐さる
大口 信夫
内容(「BOOK」データベースより)
1940年3月11日午後6時、サンパウロ領事館公邸に向かう大口総領事の乗るオールズモビル70年型は、1台のフォルクスワーゲンに行く手をさえぎられた。ブラジルと日本を揺るがした誘拐事件5日間の幕明けであった。「人は危機に際して示す態度によってその真価が決まる」と考えた大口総領事は、「リーダー」「口ひげ」「ピーター」そして「幻の女」との隔絶された世界で、平静を保ち続けることを決意した。体験者自らが綴るドキュメント。
またも元外交官が書いた本。
この本を読む前に読んだ本が沢山ある。
政治学、各国の歴史、外交関係、法律関係、宗教、心理学、軍事。
色々な基礎となる本を何年も読んできた。
本当はそちらを先にアップした方がいいんだろうなあ。
いきなりこれを読むより、その方がずっといいと思う。
なかなか実践できなくてゴメンナサイ。
なんて、そこまで誰かこのブログを気にしているのか?
とも思うけど、、、
こんな地味〜なページを予想以上の人が読んでくれているようなので。
どうもありがとうございます。
何かのお役に立っていれば幸いです。
さて。
話を元に戻す。
日本で初めて誘拐された外交官の手記。
国会議員への反論が含まれている等、とっても手記っぽい手記。
私はブラジルの日系人社会を調べていて、
そのついでに読んだ。
資料としては貴重かもしれないけど、読み物としては普通。
読みにくくはない。
興味があれば図書館で借りてみるのもありかなあ。
特別におすすめはしない。