月と湖
芦原 妃名子
あらすじ
作家だった祖父の死後、遺品の中から見つかった未発表の私小説。そこには、愛妻家だったはずの祖父の愛人に寄せる想いが綴(つづ)られていた。人の心の移ろいに戸惑う一菜(かずな)だったが、その愛人のもとを訪ねることになって…!? 芦原妃名子の描く甘く切ない長編恋物語集。
●収録作品/月と湖/12月のノラ
砂時計の時も思ったけど、風景というか、1シーンの絵を思いついて描く人なのかな?
物語のキーとなる場所がそれぞれ設定されてるなとふと思ったので。
表題作でいうと、月がうつる夜の湖。
お話はいつも少し昼メロ調。
表題作はまあまあよかったかな?
ラストの持っていき方がちょっと雰囲気を崩して勿体なく思ったけど。
12月のノラの方は落ちがいかにもだし
男の子が少女マンガ的すぎたのでイマイチ。
少女マンガはファンタジーだと思うので、
作者さんには作者さんなりの世界観を貫いてほしい。
コンセプトがやわかったり、
途中で気が抜けたり、
そういうものを読むととても残念に思う。
・・・なんてまたしても偉そうな事を書いてみました。
お前は実現できてるのか!と自問自答は常にしつつ。。。
いやあ難しいね!
言うのは簡単だ、ホント。