闇の守り人
上橋 菜穂子,二木 真希子
内容(「BOOK」データベースより)
女用心棒のバルサは久しぶりに生まれ故郷のカンバル王国にもどる。幼い日、カンバル王に父を殺されたバルサは父の親友ジグロに助けられ、生まれ故郷をあとにしたのだった。しかし、ジグロはそのため汚名を着ることになった。バルサはジグロの汚名を命がけで晴らそうとする。野間児童文学賞、産経児童文化賞受賞の『精霊の守り人』の姉妹編。
『精霊の守り人』の続編。
前作は、用心棒バルサがチャグムという精霊に憑かれた王子を守る話だった。
今回は、バルサが過去の古傷を見つめ直すために自分の生まれた国へ戻る。
前回より大人味でよかった〜!
これ好きだなあ。
悪役(名前はとりあえず明かさずにおく)は悪役らしい悪役だったし。
まあ、周囲が騙されすぎでは?という気が、ちょっとしないでもないけど。
しばらく文庫版で集めていこうと思う。
主人公が30代女性で、暗い過去があって、めっぽう腕がたって。
何ともツボをついてくる設定だなあ。
言わずと知れた児童文学の名作ファンタジーシリーズ。
未読の方で、興味を持った人は是非一読を。
順を追って読むのがいいけど、
一作目で「子供の話はな〜」と多少乗り切れなかった人も
2作目のこれでぐぐっとくる、はず。
たぶん。
こなかったら趣味の違いと言うことで勘弁してください。