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評価:
建石 修志,さとう まきこ,フォルチュネ デュ・ボアゴベイ
講談社
¥ 1,575
(1998-06)
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出版社/著者からの内容紹介
『仮面の男』の正体は誰なのか。
フランスのルイ14世の時代、恋人を追い求めた女性の愛と感動の物語!
ヴァンダは初恋の人モーリスが捕えられたのを知り、彼を追ってパリに向かう。モーリスが送られたバスチーユには、謎の囚人がとらわれていて鉄仮面をかぶっていた。いったい、その囚人とはだれなのか。ヴァンダはモーリスとふたたび会うことができるのだろうか。愛と感動の物語。
講談社から出ている「痛快世界の冒険文学」シリーズは、
有名なお話を日本の著名作家が新たに書き直していて好き。
今回、ふと思い出して再読してみました。
まずは鉄仮面。
ボアゴベイ著の方はおおまかにしか覚えていないので
わりと新鮮な気持ちで読めたかも。
これも・・・なんてゆーか女の子が頑張るお話だな〜〜〜。
陸軍大臣に反旗を翻すぞ〜国をよくするのだぁ〜と息巻く主人公の恋人24歳は
10人で砦を襲おうとして失敗。
もうここから既に、主人公、その男の趣味はいかがなものか?と疑問がチラリ。
そして、最後まで何だか彼氏は影が薄くて
間抜けな印象を拭いきれないままだった・・・。
彼氏以外のお付きの従者たちは頑張るんだけど。
何でそんな男を・・・?という疑問はずっと頭から離れなかったなー。
まあ、あたしも言われたし、あんまり人の事は言えないか。。。
このシリーズは、
他に佐藤さとる(コロボックルシリーズの人)著の『神秘島物語』とか
山中恒の『フランケンシュタイン』、
藤本ひとみ(懐かしい)の『三銃士』、
眉村卓の『タイムマシン』、
菊池秀行の『ドラキュラ』などなど。
久々にあれこれ読み直してみようかな〜。
細部は結構忘れたし。
古今東西の名作と言われる本は、古くてもやっぱりどこか心惹かれます。