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評価:
綱本 将也
講談社
¥ 570
(2008-01-23)
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あらすじ
達海新体制まさかの5連敗!
本当に怖いのは、負けることじゃない!いい監督は負け方を知っている!!
連敗街道に、選手はグッタリ。サポーターはイライラ。それでも達海の目は、前だけを見て光を失わない!!
今一番好きな野球漫画は『おおきく振りかぶって』だけど
(次点は『ラストイニング』)
一番好きなサッカー漫画っていったらこれ。
イングランドのアマチュアチームで監督していた男が
古巣の弱小チームに帰ってくる。
突拍子が無く見えるその行動に周囲は翻弄されつつ、
少しずつチームは変わり始めて・・・というのがおおまかな流れかな?
面白い。
ほんまに。
これを読んで応援したくなる読者は結構いると思う。
あたしも同じように心持ってかれながら、
あーこの感覚すごく身に覚えが、、、と考えて気づく。
あー、これ、あれや、
普段試合見てる時と同じやん!
危ないシーンでは思わず「うあっ」と小さく声を漏らしてしまう、
あん時のかんじ。
原作者さんが普段サッカーを見る人なんやなっていうのが
本当によく伝わる。
1巻からずっと、チームを応援するおじさんサポーターが出ている。
好きだけど一度離れていて、
でもまたスタジアムに戻って応援し始めて、
今ゴール裏にいる若者とはちょっとそりが合わなくて。
「あの頃こんなにギスギスしてたかよ?」
と怒鳴るシーンなんかも、
あたしはゴール裏では見ないんだけど、、、
あああーと思ってしまう。
レイソルに限らず、他のチームを好きな人たちもここで共感したようなので
(えーと、当たり前だけど、私がざっと聞いたところの話)
やっぱりどこのチームも何かしらの変化はあるのね〜。
まあ、それまた当たり前の話なんだけども。
それにしても、デビュー作の『U-31』といい、今回といい、
本当サッカーを好きな人のツボついてくるな〜。
しかも、サッカー好きでなくてもETUに勝たせたくなるこの作り。
いいわ〜。
絵も違和感無くて良し。
元柏市民としては、レイソルのホームスタジアムがモデルになっているのが
じみ〜に激しく嬉しいポイント。
脚光を浴びる事があまりないチームだから、
第1巻を読んだときはすごいびっくりした!!!
あれ、これ、絶対柏やと思うけど、でもなんで柏?と。
柏話はさておくとしても、
相当オススメのマンガです。
スポーツマンガは人が多くて判別出来ないから苦手な人も、
これはわりとメリハリつけてるので読みやすいかと。
サッカー好きで、未読の方にはぜひ。
ぜひぜひ。
ついでに『U-31』もぜひ。
あっちはジェフがモデルです。
あれもいいマンガなんだよ!!!
二つ合わせて千葉2部作。
くどくてスミマセン・・・。