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評価:
よしもと ばなな
中央公論新社
¥ 1,575
(2008-04)
Amazonおすすめ度:
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出版社 / 著者からの内容紹介
かつて初恋の少年に送った手紙の一節が、ハワイアンの調べに乗って耳に届いた。キルト作家となった私はその歌い手を訪ねるが……。生命の輝きに充ちたハワイ島を舞台に描く書き下ろし長篇。
『ハチ公の最後の恋人』は大学生のとき大好きな本だった。
スピリチュアルな部分はちょっと引いたけど、
海の表紙をみるときゅんとした。
その続編。
知らなくても読めるけど。
面白かった。
よしもとばななは、社会人になってからどうにも読む気がしなかったけど、
久しぶりに読んだらするすると読めてしまった。
ただ。
少年の母親の台詞には共感や感動はできず、むしろ引いた。
ありえねえっつーの、とはちょっと違って、、、
私たちは特別、運命の恋人なのと浸りきった特別意識を感じたので。
小説内では何かを超越した二人、という位置づけだった)と思う)けど、
私にはそうは思えず。
ああ、私がよしもとばななに嵌りきれないのは、こういうところだ、と
改めて思い知った。
けして嫌いじゃないし、感動もした事あるし、うん、むしろ好きだったんだけども。
なんつうか「変わってるね」と言われて嫌味じゃなくて喜ぶタイプの人間を
大量に見てしまった後味の悪さ・・・みたいなのを感じる。
ひねた読み方なのかなあ。。。