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有名タイトルの新刊感想。
◆宇宙兄弟15
宇宙飛行士の弟をもつ、サラリーマンが宇宙飛行士を目指すお話。
弟が月の事故でパニック障害になり、
兄は紆余曲折を経ながらも着々と宇宙飛行士への道を突き進む。
いつのまにか立場逆転な今の展開もいいけど、
何より細部でも笑える丁寧な作りが好き。
とてもよい宇宙ものだと思うので、SFなんて興味ねえよちう人にもぜひ。
大人の青春ものとして十分楽しめるはず。
◆おおきく振りかぶって 17
高校野球漫画の人気シリーズ。
野球の試合シーン以外のところの描写が丁寧なのが好きだな。
とはいえ、最近選手話ばかりで監督などの周囲のスタッフに光があたらない。
ちょっと残念。
マネージャーの恋より、監督の過去話が興味あるなー。
野球漫画としてはラストイニングのほうが王道展開で読みやすいかと。
◆ちはやふる 14
かるた部マンガ。
かるたに興味がなくても、部活漫画として非常に面白く造られているのでおすすめ。
まあ、マンガ読みでこれを逃している人はそうそういないと思うけど。
あらすじ:
西暦201X年、謎の疫病発生との報に、国立感染症研究所の児玉圭伍と矢来華奈子は、ミクロネシアの島国パラオへと向かう。そこで二人が目にしたのは、肌が赤く爛れ、目の周りに黒斑をもつリゾート客たちの無残な姿だった。圭伍らの懸命な治療にもかかわらず次々に息絶えていく感染者たち。感染源も不明なまま、事態は世界的なパンデミックへと拡大、人類の運命を大きく変えていく――すべての発端を描くシリーズ第2巻
小川一水さんのSF長編シリーズ第2巻。
ずっと前に1巻(上下巻)を読んで、
次は現代感染症ものと聞いて読むのがもったいなくて先送りしていた。
しかし、奈良旅行(主目的は別だけど)のお伴に
はずれの本は持って行きたくなかったので
ようやく重い腰を上げて取りかかった。
結果、移動中に読破。
おもしろかった!
もう全然1巻の内容覚えてないけど!
性愛専用ロボットがいて、惑星もので、程度の記憶しかないので
以前のものとどうつながってくるのかさっぱり見当つかん・・・!
クトコトがあれだな、
遠方者関連のあれなんだろうなーくらいしか。
あとはやたらひっぱるフェオダッシュか。
救世群というタイトルなのに、全然出てこねえ!!!と思ったら
すごいところで出てきて、すごいところで終わった・・・。
えええー、その先が読みたいのに!!!
なんという引き。
というわけで、1巻1巻ごとに読んでも非常に楽しめるシリーズ。
惑星とか興味ないけど感染症とかの医療ものは好き、という方は
これだけなら楽しく読めるかも。
どうしても、壮大な宇宙叙事詩の一環なので、その手のネタは突っ込まれているけど、、、
おもに新刊のコミックの感想。
◆リミット5
バスが転落し、生き残った少年少女のサバイバルもの。
学校での人間関係が崩れ、人が死に、
疑心暗鬼と体力低下でボロボロの高校生。
今回は男子生徒の謎がとける巻だったけど・・・・
なんか、思っていたよりあっさりしてたな〜。
もっとひっぱるかと思ったので少し拍子抜け。
◆星河山霊草紙1
あらすじ:
130年前、ケヤキの木の精(木霊)であるほおずきは、人間である天馬に恋をし、星河町で暮らすようになった。しかし、天馬は船の事故で消息を絶ち行方不明に。遺され、生きつづけているほおずきは、子孫たちと暮らしているが、時が経ったいまゆるやかではあるが確実に変化している。同時に弱りゆく町全体。この変化は何を意味するの!? 彼女を好きな直系の子孫・一歩のせつない想いが時を超えて交錯し、謎に迫る。
和系ファンタジーがお得意な鈴木さんの新作。
雰囲気は好きだけど、いまいちこう、ぐっとこないなー・・・と思ったら
最後に時が飛んで、おお、という引きで終わった。
次も読むかなー。
◆梅鴬撩乱〜長州幕末狂騒曲〜1
あらすじ:
長州の天才革命児・高杉晋作には、おうのという愛し人がいた。
色町「堺屋」に身を寄せるおうのは、ドジで間抜けだが琴三弦には
並々ならぬ才能があり、芸妓たちの間でも一目置かれている。
そんなおうのの才能と魂にひかれゆく晋作と、彼を取り巻く
山県狂介、赤根武人、久坂玄瑞らやんちゃな猛者どもの
軽快で可笑しみに満ちた幕末ロックな日々とは……!?
幕末マンガ。
女性向けコミックで歴史ものの定番ネタとして、
定期的に出てくるな〜〜〜。
この分野のマニアというほどではないけど、嫌いじゃない。
初めて読む漫画家さんだったけど、
とても手慣れた感じで驚いた。
またあれかな、ボーイズラブ世界の有名人なのかな?
やっぱりそこにもアンテナをある程度張らないと、
いいもの読みのがすのかなあ・・・。
底が深そうで、帰ってこられない気がしてイマイチ踏み込みきれない。
あ、この本の感想からずれた。
えーと、まあ、結構おもしろかったかな?というところ。
新刊コミックの感想。
◆腐女子ッス!4
高校の漫画部に所属する腐女子3人が主人公のお話。
うーん、、、ちょっと飽きてきたかも。
1〜2巻あたりは、少女マンガ特有のきゅんとくる展開も好きだと思えたのにな。
◆つなぐと星座になるように2
あらすじ:
いろいろワケありで上京した瑠加は姉のアパートへ同居のお願いに行く。そこには姉の恋人も住んでいて……。
瑠加がバイト先で知り合った、のほほんとした野乃とクールな譲。『不毛な恋より、新しい恋』を目指す3人だけど、元カレへの想いが断ち切れない。
そんな折、瑠加は騙された元カレの連絡先を知り、会う約束をするのだが……。
姉の彼氏にどきっとしつつ、逃亡した元彼氏にほだされつつ、な主人公。
いつもどっかずれている雁須磨子さんのお話が私はとてもすきだー!
ストーリー展開も、ディティールも、まとめてすき。
まだ雁須磨子さんの中でナンバーワンという作品にはなっていないけど、
たぶんこの先もじわじわ楽しみが増すだろうという予感がする。
大事に続きを待とう。
◆アゲイン!1
あらすじ:
高校生活三年間、友達も思い出も作らず卒業式を迎えた今村金一郎。だが同級生の女子・暁と階段から転げ落ち、気づいたら3年前の入学式の日へタイムスリップしていた! 憧れていた女団長・宇佐美と再び出逢った金一郎は、応援団に入団し宇佐美が独りで頑張る応援団の建て直しを目指す!!
もてない男子というのは、久保さんの得意分野なんだなー。
青春ものかと思ったらタイムスリップSFだったので、
その辺も含めて楽しもう。
今のところ、まだぐっときてないけど・・・・
もう少し話が動いたら楽しいかも。
あらすじ:
村も母親も捨てて東京でモデルとなった由貴美。突如帰郷してきた彼女に魅了された広海は、村長選挙を巡る不正を暴き“村を売る”ため協力する。だが、由貴美が本当に欲しいものは別にあった―。辻村深月が描く一生に一度の恋。
野外ロックフェスで有名になった村が舞台のサスペンス。
辻村さんの本は相変わらず読みやすさと、
じりじりしたいやな感じがあるな〜〜〜。
それが好きで読んでしまうのだけど、
今回はあまりぐっとくるツボがなかったなー。
あらすじ:
「いい関係」でいたいからと三行半をつきつけられた室田、一人暮らしを始めた母、堅物だった父の再婚、義母の豊かすぎる悩み、大人びた倫土の不安、未来に立ちこめる暗雲…。
連作短編集。
子供より大人目線の話のほうが面白かったな。
これくらいの生臭さのあゆユーモアは好きだ。
マンガで言うなら、マーガレットコミックスではなくて
YOUコミックス読むような・・・というたとえは微妙か。
ともかく、よい都市の大人が出てくるお話。
普通に楽しく読めた。
ヨーロッパを舞台にしたサイコサスペンス、
やっぱり一気読みして正解だった…!
これ、連載で1巻ずつ読んでいたら、
途中で謎が謎を呼びすぎる展開に耐え切れず脱落したなあ。
登場人物も多く巻数もけっこうあるけど、
おそらく気になって先を急いでしまうから意外と早く読みおわるシリーズ。
いまさらだけど、久々に読んで楽しかった。
4巻:
ハイネマン院長亡き後、3度の結婚にも失敗し、荒れた生活を送っているエヴァ。ハイネマン邸で働いている庭師は、彼女のことを心配している。ある日、庭師は、彼女を自宅のクリスマスパーティに招待する(第1話)。▼フランクフルトの酒場で、ニナは“赤ん坊”と呼ばれている男を探していた。一方、テンマは、メスナー刑事に会い、ハイデルベルクで起こった、フォルトナー夫妻、マウラー記者殺人事件の真相を聞き出していた。そこで、テンマがメスナー刑事から聞かされたことは…(第2話)。●本巻の特徴/この第4巻で、ヨハンを取り巻くある陰謀が判明すると共に、ヨハン自身の重要な事実が明かにされる。
徐々に話が動き、双子の片割れ、ニナも登場。
あいかわらず面白い。
5巻:
ある日、テンマは大学時代の友人で、精神分析医のル-ディを訪れた。ヨハンがテンマに残したメッセ-ジの分析をしてもらうためだ。テンマはヨハンが多重人格者ではないかという疑いを持っていた。だがル-ディは、ヨハンが一連の連続殺人事件を裏で操っているという、テンマの話を信じていなかった(第1話
サイコサスペンスの合間合間にはさまれる、テンマと登場人物との心の交流を描くエピソード。
ヒューマンものぽい要素があることで、よりとっつきやすくなってるんだろうな。
6巻:
ヨップ夫妻の殺人現場にやってきたテンマは、そこでルンゲ警部に遭遇した。テンマを逮捕しようと彼を追いかけるルンゲ。だが、ルンゲはヨップ夫妻殺しの真犯人、ジーベルに刺されてしまう。ルンゲは、重症を追いながらも執拗にテンマを追う。そしてとうとう彼に手錠をかけた。一刻も早く応急処置をしなければ死んでしまうという傷であるにも関わらず、ルンゲは、テンマに銃口を向け、一連の連続殺人事件の自白を求めた。
元婚約者エマの話が痛々しいけど、やはり先を急ぎたくなる。
はられた伏線を自分は拾えているのか、まるで自信がない。
ベルセルク続き。
ダークファンタジーだけど、魔法臭があまりないなーと思っていたら
少しずつ成分が増えつつある模様。
男性の描き方が青年誌だな〜〜〜。
今のところわりと楽しく読めている。
これがどこまで続くかなー。
あきないといいなあ・・・。