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あらすじ:
五頭の龍が眠るといわれる五龍大陸。
中央にそびえる霊峰・崑崙山を五つの州都が取り囲む。
西域や極東との交流もあり、文明は発展の途上。
その土地で、さまざまな想いを抱き、交錯しながら生きていく人々の物語──。
壮大な長編中華ファンタジー、待望の続編!
五龍州に暮らし、1巻の主人公ユギの親友で妖艶な美女、妓女・碧耀は、都の良人のもとに落籍されていく途中、山賊に襲われる。
極東勢力が鉱山を拓き進出しているその土地でで出会ったのは、意外な人物。
時代と世界観が広がりを見せ、大きな展開を予感させる第2巻です。
意外と近代な中華風ファンタジーの第2巻。
前回わき役だった妓楼の女の子が身請けの途中にトラブルに巻き込まれて、
というスタートからノンストップで読めた。
主人公としては、ユギという少女より彼女の方が好きかも。
女の子の成長ストーリーでもあるので、
覚悟を決める瞬間まではじりじりもしたけど・・・
そういうはがゆさが成長ものの快感を後に引き出すわけだし。
ライトノベルの読者層でも読みやすいし、
YAファンタジー好きにはちょうどよい雰囲気ではないかなと。
超絶絶賛とはいかないけれど、天山の巫女ソニンシリーズよりは躍動感あり。
いや、ソニンの児童書ファンタジーらしい雰囲気も好きだけど。
ただ、まだ陰謀野望はあまりはばをきかしていないので
もっと中央の政治的争いがからめばいいのにと思っている。
そういうドロドロの中でもみくちゃにされてへこたれても
最後は這い上がる、タフな少女の話が大好きだ。
ちゅうか、、、ソニンシリーズが講談社ノベルスから出てる!
読者層が広がるといいな。
評価:
鈴木信吾,中井準,冲方丁,冲方丁,GoHands キングレコード ¥ 4,305 (2011-08-24) |
3連休に見た映画。
◆悪人
あらすじ:
吉田修一のベストセラー小説を、妻夫木聡と深津絵里主演で映画化。孤独な魂を抱えたふたりの男女、清水祐一と馬込光代は偶然の出会いから愛し合うが、祐一には光代に話していないある秘密があった。
妻夫木くんのださい金髪が映画の雰囲気に合っていてよかった。
特別彼のファンというわけではないけど。
田舎の閉塞感が伝わりやすい色合いの季節に撮影されてたな。
春夏は空や田圃がもっと青々していて、
それがバックに流れていたら雰囲気が薄まっただろう。
ただ、彼の人物像いついては2時間で描き切れなかったかも。
想像はできるけど、母親からお金をせびった理由が
実際にお金が必要だったのか、
それともせびることで母親の罪悪感を減らそうという思いやりなのか?
おそらく後者だろうけど、そういう唐突感が全体的にあったかと。
◆チルドレン
あらすじ:
WOWOWで放映後、劇場公開が決定した、伊坂幸太郎原作のサスペンスエンタテインメント。軽罪を犯したイマドキの子供たちを相手に、誠実に向き合う家庭裁判所の調査官がある事件に巻き込まれていく。源孝志監督、坂口憲二主演作。
坂口憲二の真面目なヘタレ役がかわいかった。
それに尽きる。
あ、足速いな、とも思った。
大森さんは役者バカ全開でよかった。
「ゆうしょう〜!」のシーンが好き。
三浦くんはブレザー着て自転車飛ばしてる役のイメージが強い。
大人になる過程でどうばけるだろう?
顔はあまり好みでない。
加瀬亮の役はなんだったんだろう?
もう少し役があれば見せ場があったのかな。
ちょこっと出てきて推理を披露するだけで肩透かし。
なんというか、もう少し長くTVシリーズで見てみたいような作品。
おもしろかったけど、物足りない・・・
◆マルドゥック・スクランブル
あらすじ:
冲方丁の日本SF大賞受賞作を元にした劇場版アニメ3部作の第1弾。緊急法令“マルドゥック・スクランブル-09”により命を救われた少女娼婦・バロット。彼女は自分を亡き者にしようとした男の犯罪を暴こうと立ち上がる。完全版本編を収録。
映像がこのみじゃなかった。
つまりはそういうことかも。
キャラクターデザイン、アクション演出、どれもぴんとこなかったな。
残念。
あ、ウフコックかわいかった。
八嶋さんってわからなかったけど。。。
あらすじ:
運動会の朝、マサルは学校で薬のパッケージを見つける。殺人の証拠だと考え、それを隠しておくことに。一方、父親はドラッグが出回っていることを嗅ぎつける。プログラムが進行するにつれ、明らかになる大人の思惑と、膨らんでゆく子供たちの想像。そして意外な真実! 運動会の一日を舞台にした技巧冴え渡る長編ミステリー。
小学校が舞台の学園ミステリってあまり見ないな。
子供視点と親視点がころころ変わるものの
さほど混乱することなく楽しく読めた。
作者の森谷さんは、あまり作品数はないけど
基本はずれがないので安心してt読める作家さんの一人。
れんげ野原のまんなかで(図書館ミステリ)
矢上教授の午後(大学ミステリ)
あたりも読みやすくてよいかと。
あらすじ:
現役大学生作家が受験生の恋愛と友情を描く高3になったチャコは、親友の突然の結婚宣言にうろたえたりする中、予備校で犬顔の男の子ポンちゃんに出会う。最初は恋愛対象として意識してなかったけれど……
おもしろい受験生小説だった。
現役大学生だけあって、せりふ回しに
無理して若者言葉を使っている感じがないのもいい。
才色兼備でしっかりものの友人を持つ、
普通の女の子が、受験や恋愛に右往左往するお話。
ちょっと恋愛部分の公判が私には甘く感じたけど、
うん、でも、いい子だ、ぽんちゃん。
あらすじと表紙を見て気になった方は
その期待のまま読んでもいいと思う。
なかなかおすすめ。
ついでに、作品内で話題の「ジョナさん」は
以前に本になっているので気になった人はそちらも。
片川さんが気に入ったぞ、という方には
『動物学科空手道部一年高田トモ』をおすすめ。
感想をあげそこねていたもの。
◆アイアムアヒーロー7
さえないもてない男子マンガかと思ったら
ホラーアクションかつ医療パニックものになって、、、というお話。
どこへつれていかれるんだ・・・という感じは初期に比べると薄れたけど
それでも楽しく読めている。
◆青みゆく雪1
中国人留学生と日本人大学生のお話。
アパートものでもあるし、ダーリンは異国人ものでもある。
・・・のだけど、うさぎドロップやその前がとても好きだっただけに
今回はイマイチ。。。。
ここからドライブがかかるのかな〜。
そうだといいな。
あらすじ:
探偵見習いの望は、名探偵・御堂八雲に呼び出され、怪事件について語り合う談話会―綺譚会に参加することに。そこで紡がれる物語は、夢幻の顔を持つ怪盗・無貌と彼の協力者たちに纏わる、恐怖と悲哀の歴史だった。豪華列車の中に煌めく、八雲の真意と探偵たちの矜恃。明かされる綺譚の謎と、連鎖する望の宿命…。動き出す運命の歯車に導かれた終着駅は!?至高の新伝奇ミステリ。
ヒトデナシという怪異が存在する世界が舞台の探偵小説。
キャラクターも濃いし、
どんでん返しも悪くないし、、、
もっと売れてもいいのにな〜。
一般小説を読まない女子でもとっつきやすい
登場人物の配置っぷりなので
普段ここのレーベルを読まない、
でも人外ネタ好きにもおすすめしておく。
抒情的だったり、激しいアクションを求めると違うけど、
京極堂シリーズよりはうんちくも重くなくて入りやすいかと。
今回は、連作短編の形式で最後に大きな仕掛けがばらされていた。
おおー、なるほどー!
1つ1つのエピソード自体は、「ふうーん」と思うところもあったけど
その種明かしがよかったので全体としては楽しめた。